岬 魅堂氏の初の小説集が完成へ

――「抒情文芸」誌で入選作となった「アネクメーネに月冴えて」を大幅に加筆修正した作品を始めとして、氏が長年温めていた作品「とてものどかな雨日和」の二作を収録したもの。「アネク」は、同性愛にはまった女性千絵とその主人公苅津子との「過去」をめぐって、千絵の自殺がもたらした真相を求めて、千絵が通った店で知り合うことになった「テツオ」との妙な友情によって、千絵の「闇」に光を当てる。「とてものどか」は中年の主人公が人工透析を受け、その透析仲間とのほの暖かな関係と彼を取り巻く身辺をさりげないタッチで描く傑作。いずれも「知られざる世界」に大胆にメスを入れた野心作である。11月29日刊行。

「冬のソナタ」の占星学が間もなく完成へ

「占星学に造詣の深い著者秋生真里さんによる「「冬のソナタ」の占星学」が間もなく完成する。同著書は、現在人気の韓国ドラマ「冬のソナタ」のキャストたちに深く思いを寄せた著者が占星学のホームページで人気者ヨン様などを占い、その性格や背景を紹介するうちに、ますますドラマにはまっていく自らの姿を投影し、韓流ドラマの原点やその歴史的史実を紹介。同時に占星学のイロハを解説し、いつしか占いの面白さも理解する。いわば「冬ソナ」を3倍楽しむ、ユニークな著書だ。

「車椅子のジョージ」出版記念パーティ

「車椅子のジョージ」の著者ジョージ土井氏の出版を祝う記念パーティが9月24日、大阪府長居サッカー場横の「多目的ホール」で開催され、約50数名が参加した。この日はかつての電動椅子サッカーの仲間たちや土井氏がお世話になった中学・高校時代の恩師、ヘルパーたちなど多彩な顔ぶれ代が出版を祝った。土井氏の場合、重度障害者として認定され、ワープロによる執筆ではあるが、健常者と比べると数百倍の時間を要する。一冊の本を仕上げるまでの膨大な時間をかけて今回実現したもの。それだけにその奇跡とも思える快挙に盛大な拍手と声援が送られた。

斎藤造酒雄著「英語教師40年の足跡」刊行へ

山形県酒田市在住の英語教師斎藤造酒雄氏が、在籍中に書きまとめた英文論文、英訳、エッセイ等を集大成した著書「英語教師40年の足跡」(菊判・上製本・282P・売価1895円)を上梓した。本書は、在学時代から「英書読書」を課題として、英書読書を継続、500冊を超えるという偉業を達成すると共に、英書とともに歩んだ、ある地方英語教師の「熱い姿」を再現。密度の高い評論集となっている。8月10日刊行予定。

佐野朝彦氏写真集「キエフ2001-2004」

ウクライナ国キエフを舞台に撮りつづけてきた写真家佐野朝彦氏の最新写真集「キエフ2001-2004」がこの度、日本図書館協会より選定図書の指定を受けた。庶民の目線で撮り続ける佐野氏は、前作ではチェルノブイリ原発事故の模様をつぶさに取材し、「汚染された故郷」としてウクライナ地方に熱い視線を送った。氏は再び、今秋、ウクライナに取材に向かう。

「立ち飲みの誘惑」取材を開始

関西の庶民の場である「立ち飲み」をベースに市井の声を拾い、ミニコミ誌を発行している3人がいる。この中年の3人をいつか「立ち飲み三銃士」と呼ぶようになった。赤ちょうちんともいわれる立ち飲みの店にはさまざまの庶民の顔がある。ここは多くの悲しみや屈折がおりまざる「場」である。ある意味、時代の世相を映す鏡となって、多くの声はこだまする。三銃士が考えたことは、これらの声をつぶさに拾い、そして発信することであった。三銃士はまさにそんな気持ちから取材を開始した。そこに関西の明日が見えるかもしれない。

「車椅子のジョージ」刊行へ着々

日本の電動椅子サッカーの生みの親である「ジョージ」が誕生記と自らの苦しかった半生記をまとめた自伝「車椅子のジョージ」(仮称)の完成に向けて、着々と進行している。ジョージは幼いときの発病により重度の障害者となった。しかし、ある日、指導員とともに新しいスポーツを発見する。これが「電動椅子サッカー」である。関西から発信されたサッカーはいまや日本中に広まった。さまざまの障害を乗り越えて生まれたサッカー誕生の秘話、そして、ジョージの波乱に満ちた半生記がつづられている。本年6月刊行予定。

佐野朝彦氏が写真集「キエフ2001-2004」刊行へ

写真家の佐野朝彦氏がウクライナ国キエフを題材とした写真集「キエフ2001-2004」を刊行する。長年、キエフをテーマに取材するきっかけとなったのは、1986年4月のチェルノブイリ原発の爆発事故であった。事件の真相を伝えるために、原発に侵入し、撮影を刊行。これが「汚染された故郷」として、当社より発売された。その後もキエフの地に立ち寄り、撮影は続けられた。今回の写真集はキエフの街・人・風景をテーマとし、約100点の写真が収録された。5月刊行予定。

NHK総合「その時、歴史が動いた」「子供の心に歌を! 日本初の童謡“かなりや”誕生」

「赤い鳥」三重吉の夢 放映
NHK総合「その時、歴史が動いた」の5月5日に、童謡に夢をたくした三重吉の「赤い鳥」が与えた、子供たちへの架け橋、その歴史を描く。
畑島喜久生久氏の著書「北原白秋再発見」「与田凖一論」「弥吉菅一と児童詩教育」等がテキストとして採用される。