01回 玉木文憲さん

02回 トーマス青木さん

03回 支刈誠也さん

05回 喜多圭介さん

06回 福堀武彦さん

07回 田野倉悟さん

09回 あまのしげさん

11回 柴崎昭雄さん

12回 大山真善美さん

13回 外岡立人さん

14回 木村司さん

15回 浜野伸二郎さん

16回 泉忠司さん

17回 阿波野ひみ子さん

18回 松浦徹郎さん

20回 玉木文憲さん

22回 濱口隆義さん

23回 佐藤ミツアキさん

24回 篠永哲一さん

25回 佐藤正子さん

26回 尹 達 世さん

27回 石黒敏明さん

28回 緋野 晴子さん

29回 菅原勇太さん

30回 山田博泰さん

31回 万彩タモンさん

32回 津田美智子さん

33回 物河 昭さん

34回 武田久生さん

35回 菅原やすのりさん

36回 朝あさおさん

37回 菅野正人さん

38回 支刈誠也さん

39回 丸子睦美さん

40回 山上安見子さん

41回 久保田隼斗さん

42回 坂東重明さん

43回 いづみかほるさん

44回 下田喜久美さん

45回 山蔭ヒラクさん

46回 ジョージ土井さん

47回 丸子睦美さん

48回 高橋てつじろうさん

49回 松本のぼるさん

50回 宇田川森和さん

51回 酒匂つよしさん

53回 加藤克信さん

54回 都環咲耶子さん

55回 横山ひろしさん

56回 三島慶子さん

57回 久保田隼斗さん

58回 平藤清刀さん

59回 長倉輝明さん
NEW(2019/02/20)

 
菅野正人(かんの まさと)
1957年福島県いわき市生まれ
1981年東京の私立高校、電気・数学教師
上田薫氏の教室でスーパーリアリズム絵画を8年間学ぶ。
1997年第50回東京都勤労者美術展洋画の部都知事賞受賞
2005年鳥のペーパークラフトで第19回ハンズ大賞ハンズマインド賞受賞
2006年パズル研究で学研科学大賞奨励賞受賞
教員生活33年、ものづくり教育、数学研究、油絵の3つを柱に日本のレオナルド・ダ・ビンチを目指して頑張っている。
日本数学協会会員 日本数学教育学会会員
日本表象美術協会会員 新日本美術協会会員

ホームページ「art32m- kギャラリー」http://hw001.spaaqs.ne.jp/art32m-k/


「数字パズル Seek10」というパズルの問題集を出されます。
この問題集のねらいとか、目標はどこにありますか。
日本の学校教育の中で受験志向に走るあまりに見落とされてきた「考える力」をなんとか鍛えようとその方法を研究していてそのまとめとして、昨年10月に現代図書から小学生から使える論理的思考脳力トレーニングノート「ねこパズル&Seek10」を出版しました。そのPart2という意味合いもありますが、Seek10はこのパズル脳トレで運動のようにトレーニングして鍛えられた能力をペーパーテストで客観的に評価するための評価テスト問題集でもあります。


菅野さんは現役の数学高校教師です。数学の世界は、ここ10年どのような変遷だったのでしょうか。
電気の方のウエイトが大きいのですが、生徒の勉強に対する考え方が、就職にしても、進学にしても受験に直接的に関係があるかないかというような価値観で動いている生徒が多く見られ、数学で言えば論理などはどうでも良く公式を丸暗記して試験の時はそれを忘れないようにして当てはめて点がとれれば良いという感じですね。確かに懸命に勉強はするのですが、論理的思考能力などは学校教育の中で育つはずもない状況ではないでしょうか。


この新刊図書にもありますが、「リーマン予想」に対して、菅野さんは「菅数論」というのを提言されている。
これはどういう論文なのでしょうか。
菅数論はリーマン予想に対抗するというような目的で考えたものではなく素数誕生のメカニズムを解き明かすものです。結果的にみるとリーマン予想のアプローチとは全く逆で、電気で言うと菅数論とリーマン予想は交流の周期と周波数の関係にあると考えています。つまり素数のすべてが存在しているはずの自然数nを交流の周期Tに置き代えて考えるか、周波数fに置き代えて考えるかの違いによって未解決か解決かの違いが出たのだと考えています。


「リーマン予想」というのは、素数に関する「謎とき」と訊いていますが、これは謎のままなのでしょうか。それとも解決の糸口はあるのでしょうか。
菅数論は2年前に考えたもので当時の論文ではリーマン予想については全く考えていませんでした。その後もリーマン予想についてはNHKなどのテレビ番組で紹介されている程度の知識しかないので、素数の階段を高調波で近似するという点だけに絞ってコメントさせていただきますと、電気の世界でも方形波(パルスのように角張った波)は正弦波の高調波を重ねて合わせて近似することが出来ると昔習った覚えがあるので、ゼータ関数でもどんどん近似出来ていくはずですが、どこまで行っても解にはたどり着かないのではないかと思います。そこに、たどり着いたのが菅数論です。


ひとくちに「数学の世界」といいますが、理論上の疑問、未解決なテーマなど、数学の世界ならではの課題はまだ残っているのでしょうか。
未解決の問題はまだまだたくさんありますが、素数に関するものではエルデスシュトラウスの予想、ゴールドバッハの予想などが有名ですが、こちらも菅数論でアプローチした論文をすでに書いています。本文中でも少し触れましたが菅数論を自然数から単位分数に拡張して単位分数の世界をのぞいてみるとエルデスシュトラウスの予想が正しいことは簡単に証明できると考えています。論文だけでは本になりませんが、また機会があればどこかで発表させていただきたいと思います。


教師が生徒に教えることは、教科書にある世界に限定できるものなのか。それとも、もう少し世界を広げて、新分野に手を広げられるものなのでしょうか。
「脳活」に「数学」をというのは、効果的とお考えですか。
「脳活」などの『考える力』を鍛えるという発想は、読み書きそろばんに象徴されるように日本の教育概念では想定外なので、色々なメソッドが学校教育の中では遊びなどとして排除されてきた感があります。だから、現状では大学生になっても子供たちの間では『考える力』に大きな格差が広がっています。数学に限らず、考える力をトレーニングして鍛え客観的に評価するSeek10などは新しい脳トレメソッドとして効果があると考えています。是非お試し下さい。