朝あさお(あさ あさお)
石垣島生まれ(1957年)
琉球大学卒 
家事手伝いで年少時から早起き。遅い就寝時間も目覚まし不要。朝多忙あさ坊。 
ランニングの継続で培われてきた体力を活かして長年、母親の介護に専念。
雨天も菜園道場に向かって早朝ダッシュ。
大切にしている暮らしの3つ基本
 土・緑との触れ合い・食料の自給率アップ・手料理

まず、朝あさおさんの日常の主たる活動を教えてください。
年少時は自家用とうふ作りの手伝い。余分に作って得意先へ届けます。夜明け前に徒歩で出発、弟に話を聞かせながらですが、寒くても眠くても聞くのを楽しみにしていましたね、弟は。牛乳配達もありました。夜明け前までに食事づくりを完了させるスタンスは今も変わらず、先ず手料理、それから次の夜明け前メニューをこなします。


プロフィールによると、こんなことが書かれています。「大切にしている暮らしの3つ基本 土・緑との触れ合い・食料の自給率アップ・手料理」 ふと、自給自足の生活を思い浮かべました。現代社会では、足りないものが多く、よそでその不足分を補う。結果として、自給率の落ちたもの、輸入に頼らざる得ないものが増えている。これでいいのかという疑問に、率先して答えを出しているような気がします。
年少時は遠方お使いで「暑いから何か買って潤ったらいいよ」と小銭を渡されましたが、飲み食いする気になれず貯金して祖母にプレゼントしていました。「畑の肉」から出来る豆腐、豆乳、おから、ユシ豆腐など豊富な手作り飲食物があるので、店のは目に入りませんでした。いまだに自販機を利用したことがなく、食品への異物混入や偽装の報道があっても予想通りであり、もとから企業のは添加物に加えて欲の混入が普通との認識があったので、自給力・足腰強化の大切さ再確認ですね。


書かれている中には、日本の戦前・戦後、日本の渦のようなものが「柱」になっています。
これのねらいはどこにありますか。
当時も今も渦巻く欲、人の心を投影しています。弱者狙い「オレオレ詐欺」、食品への異物混入(無差別テロ)や食品偽装など組織・個人であれ、根が同じです。生ゴミが菜園に投棄される期間もありました。手入れされた菜園へ、しつこい不法投棄。闇の動きは男か女か。不法投棄者もいれば、ボランティア清掃活動に精を出す人、スキあらば…狙いすます人もいれば、拾った財布を届ける人、弱者に手を差しのべる匿名氏も。心の二面性、光と影。闇が支配しかけても、ミドリを灯す心掛け、ミドリを支柱に豊かになりたいものです。


目線の先に、「子ども」たちがいます。比較的低学年の子どもたちの「声」を拾っています。
これは、テーマ「こんな大人」と関係していますが、作者からごらんになって、いまの「子ども」たちの実像はどう映りますか。
虚像に支配されやすい、今昔問わず「子ども」であれ、大人であれ、一例です。農薬漬け見掛け立派の店頭キャベツに、うっとりする母親―「キャベツさんのお肌すべすべ、最高だよ。サインください。娘のもお願い」「はいよ、お嬢ちゃん、私のように輝く存在になりなさいね」。帰宅後、「これを部屋に掲げておきなさい。あなたもキャベツさんのように輝く日が来るのだから」。成人後、菜園に敢えて不必要なコンクリートの塊を7階より8階、より高く建てようとする娘に「なぜ?」「目立つピラミッドを建てることで私も輝く存在になれるのだから」


「史上登り19の段」のねらいは、どこにあるでしょうか。
計算と登場人物や内容は、つながっています。19×67=(67に灯る結果)/19×75 =(75の背後から)/18×37 =(糸口は18÷3)/15×37=(同様に15÷3)など瞬時の計算で内容がまとめられていきます。お互い時代の目撃者でなく、伝えられている事の真偽は定かでなくても、実用性・応用技術は残ります。なぜその計算式が成り立つのか、考察の余地もあります。


朝あさおさんの出身地は、石垣島。沖縄本島からさらに南に離れ、西表島と隣り合わせ。風土、文化、風習、いろいろ違いがあると思うのですが。
「なんだ、石垣か。僕は広いところで事務局長をやっているよ」。大型車両に乗って大きな気持ちになり、小型が小さく見えるのと同じ心理が働くかもしれません、人によっては同じ県内にいても。都会に憧れ、虚像を追い求めていくと、コンクリート仕切りの窮屈なアパート住まい、食材や食べ物は店からという暮らしが待っていますが、今は田舎にいても都会暮らしと同じアパート住まいが増えているようです。