菅原 勇太(すがはら ゆうた)
1977年8月21日生まれ。
幼い頃から両親に連れられて、ボランティアとして世界各国をまわる。
日本工学院専門学校コンピューターミュージック科を卒業、ロックバンド『B-DASH』を結成しメジャーデビューした。
ギターとボーカル、作詞作曲を担当し、GONGONという名前で親しまれている。デビューアルバム「FREEDOM」はいきなりチャート1位を獲得した。
その後数々の大ヒットアルバムを生み出し現在も幅広く活動している。

B-DASH オフィシャルサイト
http://www.b-dash.com/

自己紹介によると、音楽専門コース卒業から、いきなりバンド結成とありますが、なにかきっかけみたいなものは。
バンドは中学生の時からやっていましたが、専門学校ではコンピューターミュージック科を専攻していました。しかし、やはり、あまのじゃくなボクは、まわりのみんながコンピューターミュージックをやっているとバンドがやりたくなってきたのです。そこで、19歳にして、再びロックンロールに目覚めて、バンドを結成しました。


この「B-DASH」でボーカルとギター、さらに作詞作曲を担当されています。これまで作られた曲、作詞で思い出に残るものは。あるいは苦労されたエピソードなど。
これまでに思い出に残っている曲は一つもありません。強いて言うなら「ちょ」という曲は作曲が完了してデモができて、自分で非常に気に入ったのを覚えています。しかし、時の流れというのは恐ろしいもので、作った当初の感動は二度と戻ってきませんでした。しかしながら、新しく製作中の楽曲に新たな感動を見出しています。作曲という創造力は実に不可思議なものですね。


ロックグループと呼ばさせてもらいますが、このグループの原動力というか、最終目標のようなものは。
我々B-DASHの最終目標は、原点回帰であり、それが終着点であり、始まりでもあります。常に邁進し続け、やる気があるのかないのかわからないような状態ではない。という気合いの入ったモチベーションを保っています。と、言い切れるわけではありませんが、かなり、ユーモアに満ちたバンドであることが、B-DASHの本性だと思います。


今回の小説「BBB」は、最初ブログに掲載されたものをまとめたとありますが、なかでも村上春樹さんの「1Q84」に影響されたみたいなことを書かれています。それはどのような刺激、影響だったのでしょう。
彼の作品は他のすべての人物の創造力をはるかに超越した存在感です。もし、この世に神が存在するならば、それを超えた存在。つまり、神を超えた存在。それが村上春樹という男だと認識しております。僕は村上春樹と村上龍の区別があまりわからないような状態でしたが、彼の「1Q84」を読んで、その卓越した人間描写に魅了され、思わず筆を執った次第であります。


小説「BBB」はある意味不思議な小説です。時空のゆがみを感じさせるパラレルワールドが開き、過去と現があらみあう。この発想はどこから来ているものなのですか。
この発想は実は僕のものではないのです。ほんとうの所を言ってしまうと、このイメージはどこからも湧いてきませんでした。強いて言うならインスピレーションというやつでありましょうか。それはある日、突然脳内の神経細胞を覆すように電流とともにやってきます。閃き……そう……一瞬の閃き……それが僕のさらなるインスピレーションをかき立ててはやまないのです。


もうひとつの不思議さは、グループ「B-DASH」の現在の活動と、小説での活動が微妙にリンクしています。いわば、どっちが本物、どっちが「作り物」みたいな錯覚を覚えます。これも作者としてねらった展開だったのでしょうか。
これは、この小説の中で唯一僕が意図的に狙って表現した部分です。このBBBという小説は非常に貴重な本であり、僕にとって一生ものの宝物なのです。その作品の中に是非、B-DASHを登場させてほしいと編集長や作者に懇願しました。そして、僕の心の編集長と心の作者が喜んで承諾してくれたのです。そう、作者は僕自身であり、この作品に自分のバンドを登場させるのも自由自在でした。それはまるで世界をこの手で創造しているような不思議な魅力でした。


ついでに小説に登場する女子高校生ゆいかも、不思議な子といえば、そうなります。現代っ子の要素もあるが、なにか純真で、開けっぴろげ、一途に主人公春樹に恋する乙女の心。
印象に残る女子高生という気がします。
そうですか、それは非常に嬉しい感想ですね。ありがたく頂かせてもらいます。このゆいかはある意味では僕の理想の女性であり、ある意味ではお付き合いしたいとは本気で思えない女性でもあります。とにもかくにも女子高生であり、それが現役であるということ。そして、そのルックスの美貌もさることながら天真爛漫で明るい性格に一人でも多くの読者の方が魅了され、あるいは共感されていただく事を願ってやみません。


小説とは、作者の思いが投影されているといいます。ですので、今回の作品に登場する人物は、なんらかの意味で、作者の思いとかモデルがいるとかの背景があります。
パラレルワールドでの、ホラー的要素をプラスしたことも、この作品に独特の「色」を添えています。
これも菅原さんの「思い」の断片なのでしょうか。
そうですね。ホラーです。それは魔界であり、悪魔であり、地獄であり、闇であり、憎しみであり、怒りであり、殺意です。その呪いと怨念と闇の恐怖に満ちたサスペンスな領域もまた僕の人智を超えた闇の力であり、その勢力は衰える事を知りません。例え、世界が光に包まれようとも地獄の死者は常に復活の時を待っています。大魔王の復活。それが闇の希望です。そのようなダークサイドの一面もまた僕の一面かと思われます。


もし、追加あるとすれば、小説「BBB」へのラブコールを。
では、この小説を読んでくださる方に心よりお礼を申し上げると同時に、少しでも、楽しんでいただけたら非常に嬉しい気持ちでいっぱいになり、僕はハッピーな気持ちを抑えきれずに笑みをもらすことでしょう。喫茶店で、待合室で、家のソファーで、気が向いた時に、好きなだけ続きを読み、また、本をカバンにしまう。そんな日常のアイテムに是非お供させていただければ幸いです。どうもありがとうございました。