━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ガリヴァーの森      第160号 (2012/2/2)           総合出版 リトル・ガリヴァー社            http://www.l-gulliver.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇Contents◇◆================================================== ●社長・富樫庸よりご挨拶 ●市源小次郎の岡目八目 ●福堀武彦の「日本人から見た中国諸事情」 ●Web連載 更新のお知らせ ●駆け込み寺 (160) ●今週のおすすめ 新刊案内 ●編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇ 社長・富樫庸よりご挨拶 ◇◆ ------------------------------------------------------------------ やや突発的パニックにより、ネット回線やデータ管理に支障が生じました。 しばらくは代替のPCによるカバーになります。ご容赦ください。 メルマガの配信ができるか、どうかちょっと心配です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇ 市源小次郎の岡目八目 ◇◆ ------------------------------------------------------------------ 半島関係の本を読んでいて、OINKという言葉に出会った。 「Only In Korea」の略で、韓国にしか見られない、ビジネ ス上や社会上のおかしな制度や仕組み、習慣、出来事をさすのだそうだ。 在韓の欧米人が韓国人を揶揄して使ったのが始まりだと知り、数年前にゴ ルフ場であった事件を思い出した。 日本では、ゴルフを始めるにあたり、「ゴルフは紳士のスポーツだ。マナー に厳しく、人に迷惑をかけないよう心掛けろ」と徹底的に教えられるから、 スロープレーで後続のプレーヤーに迷惑をかけることは、まずないのだが、 そうではない韓国人にお目にかかったのだ。 オーストラリアでは、ワンラウンド4時間以内で回ることを義務づけられ ている。この日、我々4人組の前にスタートした韓国人の男女(50前後 のおっさんと若い女性の2人)のプレーが異常に遅い。業を煮やしたジョ ンが、おっさんに、「我々をパスさせてくれ」と言うと、おっさんは、面 子をつぶされたとばかりに、「No」と言って、パスするのを拒否した。 その数週間後だった。この日、我々4人の前にスタートしたのは、若い韓 国人の4人組。若いからプレーは早いだろうと思っていたら、この4人も、 途中で日が暮れると思うぐらい遅い。マイクが、「パスをさせてくれ」と 言うと「物の言い方が悪い」とイチャモンをつけ、パスを拒否した(マイ クは、ろくな英語も喋れないくせにと、頭から湯気をだして怒っていた)。 両方のケースも、コース・マーシャルを呼び出し、排除させたので、日暮 れ前にプレーは終わったが、その非常識ぶりに唖然とした。 そんなことを思い出しながら、ウィキペディアを見ると、OINKの例と して、「2006年末、韓国女性部が、忘年会で買春を行わないと約束し たグループに報奨金を出すと発表したこと」があげられていた。 「忘年会で買春が行われるのは、韓国の常識」ということを知って、ソウ ルの日本大使館前に置かれた少女像が何を意味するのか、理解に苦しむの は私だけではないだろう。 なぜこんなことを紹介したかと言うと、OINKと他人をせせら笑わずに、 自分を見る鏡にして欲しいからだ。 婚活、就活、春闘、定期昇給、日本にはOnly In Japanの習 慣が多い。「選挙に負けるからと増税を口にしない」、「できもしない公 約を並べる」、「できもしない公約を見抜けずに投票する」、バブルが弾 けて以降の日本の政治は、まさにOINJの宝庫。 昭和の歴史を見れば、OINJが日本を対米戦に向かわせたのがよく分か る。明治の歴史を見れば、日本が発展したのは、明治の政治家や軍人、企 業人は、常に「世界の目」を意識していたからだということがよく分かる。 OINJが蔓延る日本に明日はない。そんなことを考えて欲しいと思う。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇福堀武彦の「日本人から見た中国諸事情」47回 ◇◆ ------------------------------------------------------------------  中国との商売をどうするか?  日本からの援助によって中国新幹線が6月末に北京―上海間を走り始め ました。すぐさま中国政府は、新幹線技術は日本を抜いたと世界に発表し ました。ところがその後10日間に3回の故障を起こし、発言した人は面 子を失いました。この事故はトランス関係の事故で本当に大きな事故とは いえませんが、発言の後だけに、中国国民もがっかりしたようです。  実は中国の高速鉄道は既に時速240kmのものは結構多く幹線地区で は走っています。  今回は時速300kmで走る北京―上海間である目玉となる路線です。 これも本来は世界一にこだわり、350kmで走らせようとしたのを日本 ほか周りが安全面から300kmを説得し、やっとのことで中国側が同意 したものです。  又車両等の技術を提供した日本の会社は技術をすっかり騙しとられたと 言うような気持ちになったと思います。  中国は、自分たちが技術を開発したと言って、今ではアメリカでの新幹 線商売に乗り出し、日本の競争相手となっています。  しかし、日本にとっての問題は、中国に技術をとられた等と簡単に言っ ていて良いのでしょうか? 中国から言わせれば、無理に、お願いしたわ けではないと反論するでしょう。  その判断は日本側が自分で行ったのだと。  私もその通りだと思います。むしろ日本の国内の経済状態が、悪くなっ ていても、中国や海外に出てその商売をせざるを得ない状況にあることが 問題なのです。  お隣の国との関係を考えるに当たり、単に経済原則だけでお付き合いを することが問題であり、中国との取引には「哲学」がなければいけません。 技術がとられると言うのであれば付き合わなければ良いだけです。売らね ば良いだけです。  日本は歴史上、中国からも多くを学びました。明治維新後も西欧から多 くのものを学び、又、日本人の勤勉さで現在の日本を築き上げてきました。 又戦後の日本も焼け野原から驚異的な速度で日本の再建を行ってきました。 しかし日本は資源の無い国です。国土も狭い国です。その為に技術立国日 本を築き上げてきました。  しかし、今ある「技術そのもの」や「技術の言葉の持つ意味」は時代に より変化してゆきます。  ただ現在の技術を守るだけ、国内で守るだけでは日本は生きて行けませ ん。  今の技術に必要な希土類等のレアアース等の資源が日本には無く且つ又 中国は中国で自国を守るべく輸出制限をしたりしていますが、これは自国 を守る為には必要なことです。  中国に対して、資源の輸出制限に対して文句を言いながら、技術の流出 は嫌だと言っても始まらないでしょう。今、レアアースの等の希少価値の 原料から製品化するための技術を流出させまいとする企業とそうは言って もと、中国に会社を設立して中国で加工をする企業もあります。他人から 見れば日本の技術を中国にみすみす取られるようなことをして中国の政策 に乗ってしまっていると批判する向きもあります。  では、批判する人はどうすれば良いと言うのでしょう。原料の調達先を 広げれば良いという人もいますが、これは根本的な解決策にはなりません。 どんなことを言っても日本に資源が無い事実には変わりありません。 (この項、続く) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇ Web連載 更新のお知らせ ◇◆ ------------------------------------------------------------------ Webで触れる文学 (次回の更新日は2012年2月15日) http://www.l-gulliver.com/webseries/index.html ------------------------------------------------------------------ ● 円野 越(まどのえつ)新連載『約束』(連載3回) ・ 著者プロフィール 1948年、福井県で生まれ、大阪で育つ。英知大学(現日本国際大学)文学 部卒業後、ヨーロッパ遊学。1975年帰国、1983年再渡独。 現在はデュセルドルフに居をかまえる。 ------------------------------------------------------------------ ● 支刈誠也(しかりせいや)新連載『もうひとつの甲子園』(連載3回) 「伝説の女優」原節子が、十五の時に出演した、甲子園を目指す旧制中学 の野球部を舞台にした映画「魂(たま)を投げろ」(一九三五年)のフィ ルムが発見されたのをヒントに、戦前、戦後の甲子園の名選手、名勝負を 軸にした謎解き。 ・著者プロフィール 1944年、新潟県長岡市生まれ。 東京大学農学部農芸化学科卒業後、鐘淵化学に就職。 在、ゴールドコースト。 主な著書『黄色い花の咲く丘--山本五十六の謎』『品格のすすめ 笑える ほどおかしな企業人』『ヤマシタ・コード 山下財宝の謎』 ▼インタビューはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/03shikari.html ------------------------------------------------------------------ ● 岡 謙二(おかけんじ)新連載『まなつのなっちゃんをさがして』 (連載5回)  夏の暑い日に、ぼくは大好きななっちゃんをさがす旅に出た。大切な人 を想うあなたに贈る、大切なおはなし。 ・著者プロフィール 1950年12月和歌山市生まれ。東京での約20年の生活を経て、現在、神戸 在住。 著書に『輝きの人生へ』(潮出版社)、『不滅のヒーロー 仮面ライダー伝 説』 (ソニーマガジンズ)など。 ブログ「KOBE Diary」 http://wordlights.wordpress.com/ ------------------------------------------------------------------ ● こおり砂糖 新連載『青い渦』(連載5回)  突如の大地震が、主人公の高校生村上知夏を襲った。学校の校庭には、巨 大な裂け目。そこになにか見えると思ったとき、再び、地震が。知夏が目覚 めた時代、そこは江戸時代、安政元年だった。 ・著者プロフィール  愛知県生まれ 高校卒業後、各種学校、専門学校卒。 現在は主婦。 『パパといっしょ』(完結)  売れない作家の、パパとママと娘の物語。悲喜こもごもがリアルに描かれ ている、ユーモアあふれる作品。 12月1日より新連載「青い渦」を開始します。 ------------------------------------------------------------------ ●大登 鶴(おおのぼりつる) 新連載『神さまの恋人』(連載5回)  ある日、突然、神さまに出会った「わたし」は、不思議な神託を受けて、 思ってもみない「過去」の扉が開いた。そこに待ち受けるひとは、「神さ ま」だったか。 『華の乱 小説通天閣』(完結・連載16回)  大阪の下町にある通天閣とビリケンさん。その庶民の生活風景を昭和40年 代初期の時代背景のもとに、情緒豊かに描く、人間愛。 ・著者プロフィール 1948年、山口市出身 高校卒業後、関西の某企業に就職。間もなく、定年退職。 学生の頃に、同人誌に所属、文学を目指した。 ------------------------------------------------------------------ ●都環咲耶子(とわさくやこ) 連載『詩 億千の星くず』(完結)  壮大な宇宙と結ぶ人間社会の、めくるめく幻想と現実に照らした、ロマン とアンロマンの世界。 ・著者プロフィール 1960年東京都新宿区生まれ 高等学校卒業後、山野美容学校を終えて美容師となる。 現在は主婦。 ------------------------------------------------------------------ ●国沢 裕(くにざわゆう)『ぱにっく☆護衛者』2(完結)  護衛者シリーズのパート2。 ・著者プロフィール 兵庫県神戸市出身。 武庫川女子大学文学部教育学科初等教育専攻人間関係コース卒業。 日本心理学会認定心理士・レクリエーション指導者資格有。 ------------------------------------------------------------------ ●立川 鈴(たちかわりん)エッセイ『風に乗って』(連載5回)  私の中の不思議なことを、自由な発想で、面白おかしく書く。  読者に届くような、文の流れを目指す。 ・著者プロフィール 1983年、鹿児島県生まれ。 19歳の時に詩を書き出す。 現在も継続して詩に触れる日常を送る。 ------------------------------------------------------------------ ●山田将一(やまだまさかず)詩的ノベル『モダーンズ・ストーリー』 (完結)  この物語は、若い芸術家たちのドラマチックな日常と、その友人たちと の奇想天外な出来事を、洒落たユーモアと淡いペーソスで、独自の『詩的ノ ベル』に綴ったアート感覚あふれる作品。 ・著者プロフィール 1963年 大阪に生まれる。 美術家。詩人。 ------------------------------------------------------------------ ●支刈誠也『シベリア物語 広瀬武夫の愛と死の行方』(完結) 軍神広瀬武夫はロシア人女性の恋人アリアズナと結ばれたのか。 シベリアの過酷な自然と闘いながら愛を育み、生き抜いた日本人の恩讐 を描いた野心作。 ------------------------------------------------------------------ ●柴崎昭雄『たんぽぽ家族』(連載中6回目・しばらくお休みします) 漁師の家に生まれた兄と弟。しかし、18歳を迎えた弟昭雄には悪夢が待っ ていた。それからずいぶんと時間がたつ。晩年、病に倒れた父は病死した。 家族の絆と、その血流に新しい記憶と息吹を求めて、家族のことを書き下 ろした。 ・著者プロフィール 1965年5月15日、青森県に生まれる。 1983年の交通事故による頚髄損傷(両上下肢機能全廃) 以来、車椅子の生活。 1990年頃、ラジオ川柳番組をきっかけに本格的に川柳を始める。  主な著書  第一句集「木馬館」、第二句集「少年地図」、『ゼロの握手』(2008.10 リトル・ガリヴァー社刊)、新詩集『てのひらの月』(2010.9.24) 「てらひらの月」は第33回青森県詩人連盟賞を受賞した。 ▼インタビューページはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/11shibasaki.html ------------------------------------------------------------------ ●都環咲耶子(とわさくやこ) 『カナル・グランテに類似する憧憬』(完結) ある夫婦のあいだにある亀裂が、夫の愛人と、妻の愛人としての不思議な 関係へと発展する。誰が本当に、誰を愛するのか。 『片翼のイリス』(連載15回・完結) 本作品は、イスラエルの紛争地域で被弾し、片目となった日本人の軍人と、 治療にあたった日本人医師の好意で、日本の家に居候することになった被 害者と、その医師の医師を目指す高校生の息子との奇妙な関係が広がる。 ------------------------------------------------------------------ ●国沢裕(くにざわゆう)『ぱにっく☆護衛者』(完結) 『君の指先に、僕は鳥をとめてみせよう』(完結) 『魅入る瞳』『光と闇のゲノム』はそれぞれ完結しました。 ------------------------------------------------------------------ ●トーマス青木『黄昏のポジョニ・ウッチャ2』(完結) 東欧ハンガリーの首都ブダペストを舞台にした異色の日記風小説。 第一巻では、ブダペストで始まる新たな生活と出会いの序章。 第二巻では、第八章「ブタペストの夏休み」から再スタート。 現在、第十一章まで「ブタペストのゴリラ」が完結した。 既刊『黄昏のポジョニ・ウッチャ1』(2007.12発売) ▼インタビューページはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/02aoki.html ------------------------------------------------------------------ ●篠永哲一(しのながてついち)『おしゃべりな洋服職人』(完結) 四国の名エッセイスト篠永さんが登場。絶妙な語り口とさりげない表現に 著者の感性が光る。新連載は、書き下ろし。  主な著書  詩集「句読点」「ふるさと」「地中の法廷」「にて」  エッセイ「長太郎洋服人生」「洋服職人長太郎」(いずれもリトル・ガリ ヴァー社刊) ▼インタビューページはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/24shinonaga.html ------------------------------------------------------------------ ●松本昇「死者のパートナー」(完結) ------------------------------------------------------------------ ●大山真善美(ますみ) 詩集『自転車操業』(完結) 主な著書 「教師になったら読む本」詩集「シンデレラの離婚」「試験に合格する本」 「離婚時代」「学校の裏側」「恋は一億分の一の奇跡」(リトル・ガリヴァ ー社刊、2009.6) ▼インタビューページはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/12ooyama.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇ 駆け込み寺 (160) ◇◆ ------------------------------------------------------------------ 今回は、どうしても間に合わず、お休みとします。 書き蓄えていたデータが消滅したためです。本日、最善の努力で復旧を目 指しましたが、PC本体の故障につき、修理に一週間以上かかると判明。本 体PCでなればできないことが多数あり、しばらく「開店休業」です。 お許しください。 ▼関連サイト「四天王寺小説道場」 http://blogs.yahoo.co.jp/tontoniboy ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇ 今週のおすすめ 新刊案内 ◇◆ ------------------------------------------------------------------ ◎2012年度新刊予定◎ ●篠永哲一著「おしゃべりな洋服職人」 ●万彩タモン著「ノサバリズム2」 ●リトル・ガリヴァー社編集部「あなたの知らない葬式の話」(仮) ●支刈誠也著「シベリア物語」広瀬武夫の愛と死 ●畑島喜久生著・三部作  第2部「銃後少年の哀しき戦後つれづれ」  第3部「わが人生の不覚について」  第3部付録「ある専門学校における定員確保奮闘記」 ●畑島喜久生著「東日本大震災詩集 日本人の力を信じる」 ●佐藤ミツアキ著「パパのラブレター2」 ------------------------------------------------------------------ ●山田博泰著『人生読本 死ぬまで生きたれ!!』 四六判・236頁、並製本、売価1600円、11年12月10日発売 大阪を拠点とする西栄寺の山田住職は、波乱の人生の中で、お寺を建立し た。その辛苦を知るゆえに、他人の苦労も自分の苦労のように受け止めた。 人生は苦労の積み重ねであるから、楽ではない。しかし、住職はつねに 「へこたれるな」とエールを送っている。 こんかいはそのエキスの一部を著作としてまとめた。 http://www.amazon.co.jp/dp/4903970620/ (amazonリンクページ) ▼ インタビューページはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/30yamada.html ------------------------------------------------------------------ ●宇田川森和著『ビィーナスの涙』 四六判・316頁、上製本、予価1500円、2012年1月発売予定 画家の父がパリで客死。残された兄妹は、不遇な青春を送る。 やがて、兄・宗高は、絵筆をとり、画家として再出発する。その最初のモ デルに買って出たのは妹・榛名であった。眩しい肢体の向こうに、血をわ けた兄妹を越えた「何か」が迫っていた。 ------------------------------------------------------------------ ●菅原勇太著 小説『BBB』 四六判・246頁・売価1600円・11年11月30日発売 ロックバンド「B-DASH」を結成し、メジャーデビューしたグループのボー カル&ギターおよび作詞作曲を担当。「GONGON」の愛称で親しまれる。デ ビューアルバム「FREEDOM」はいきなりチャート1位を獲得した。 小説「BBB」は書き下ろし作品で、ロックの世界でのパラレルワールドを 描く。純愛小説のようで、リアルなサスペンスの匂いを放つ異色の一作。 http://www.amazon.co.jp/dp/4903970590/ (amazonリンクページ) ▼ インタビューページはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/29sugahara.html ------------------------------------------------------------------ ●畑島喜久生著 4部作の第一部『「大日本青少年団」への道』 四六判・165頁・予価1300円・11年12月発売予定 詩人であり、教育評論家として多数の著作を手がけてきた同氏のライフワー クともいうべき、自伝4部作の第1弾。対馬の孤島に生を受けた畑島少年 の、島での生活と、教育者の第一歩を踏む「師範学校」時代、その最中で の、長崎での原子爆弾被曝。凄惨な1ページが幕を開けた。 ▼ インタビューページはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/08hatajima.html ------------------------------------------------------------------ ●米村貴裕著『ビースト・コード201X』 A6新書判・220頁・予価950円・2012年1月発売予定 2007年に発売された『ビースト・コード』のリメイク版が発行される。 ビースト・シリーズのトップとして、高校生雷貴と知子のラブロマンスを 軸に、人間の眠れる遺伝子の「発現」によるビースト変身の異次元を創出 した。 リメイク版はさらにパワーアップし、カバー・挿絵ともに新バージョンで 登場する。 ------------------------------------------------------------------ ●浜野伸二郎詩集『魔法の愛』 A5判・270頁・売価1900円・11年7月28日発売 詩集『恕のこころ』を2006年に刊行し、区切りの12冊の詩集を刊行。重度 の障害にもかかわらず、20代で結婚、最愛の妻を得た。創作とボランティア など、多くの活動を通じて障害者の生活改善に取り組んできた。 そして、詩作は12冊目に。2007年以降、現在まで書き続けてきた作品を収 録する。 http://www.amazon.co.jp/dp/490397054X/ (amazonリンクページ) ▼インタビューページはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/15hamano.html ------------------------------------------------------------------ ●緋野晴子著『沙羅と明日香の夏』 四六判・260頁・売価1400円・11年6月25日発売  二人の女子高校生が迎えた、田舎の夏での短い日々。中学生だったころの 二人は、学校生活を遠ざけていた。学内のいじめや誹謗・中傷に傷つけら れた彼女たちにとって、その「夏」は特別なものだった。新しい出会いと 発見の中で、彼女たちの絆は強く結ばれ、力強さを取り戻すのであった。 「沙羅と明日香の夏」が、東愛知新聞社主催の第21回「ちぎり文学賞奨励 賞」を受賞しました。 http://www.amazon.co.jp/dp/4903970612/ (amazonリンクページ) ▼ インタビューページはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/28hino.html ------------------------------------------------------------------ ●米村貴裕著『ビースト・スケール』 新書判・250頁・予価1000円・2012年4月予定 ビースト・シリーズ第8弾。 人間社会とビースト社会のパラレルワールド。人間社会を支配しようとす る「悪意」とそれを守ろうとする「善意」の中から、並行宇宙の運命が決 する。植物学者のルリヤと、人間と意志疎通を図るドラゴン・シェリナの 行動がすべてを「決める」。 ミッションの失敗はすなわち”死”を意味する。 ダイナミックな科学と奇跡的なファンタジーが入り乱れる怒涛のストーリー 今、開幕。 ▼インタビューページはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/04yonemura.html http://www.l-gulliver.com/interview/21yonemura.html ------------------------------------------------------------------ ●畑島喜久生著『いま日本の教育を考えるX』 四六判・300頁・売価2100円・11年3月18日発売 『いま日本の教育を考える』シリーズは今回で、5冊目。長崎で教壇に立ち、 40年以上、現場の教師として活躍し、実践家として評価を高めた。他方、 現代の日本の教育は改革につぐ、改革を断行するが、大きな成果を上げた とはいいがたい。蔓延する「いじめ」、教員の不祥事、教育方針の変更な ど、子どもたちを取り巻く環境は、ますます混迷の度を深めた。 その問題点をえぐる、最新のシリーズ5。 全シリーズ、日本図書館協会選定図書。 http://www.amazon.co.jp/dp/4903970523/ (amazonリンクページ) ------------------------------------------------------------------ ●石黒敏明著『イチロー君、大学で何を体験した?』 A5判・186頁・売価1500円・11年3月2日発売 神奈川大学・外国語学部英語英文学科教授石黒敏明氏のエッセイ。英語学 の指導・教授はすでに39年を経過し、その間、著書に『米国留学紀行』 (2005.1 リトル・ガリヴァー社刊)、論文は、「言語習得」、「言語喪 失」、「言語使用域(レジスター)」などの専門書が多い。 http://www.amazon.co.jp/dp/4903970515/ (amazonリンクページ) ▼インタビューはこちら http://www.l-gulliver.com/interview/27ishiguro.html ------------------------------------------------------------------ ●西内敏夫著 歌集『海の揺り籠』 A5判・260頁・ソフトカバー・売価1800円・11年2月15日発売 歌人西内敏夫の歌集&随筆集。歌人団体「かりん」叢書235号。 今年75歳を迎える著者は、現役の船乗り。しかし、若いときの事故により、 右足切断。以後、片足人生の始まりであった。そんな中、人生を左右する さまざまな出会いと別れがある。かれはいわゆる「もてる男」であった。 その理由もあった。しかし、それらの奇縁を大切にし、生涯守り続けてき た、「男の主義」もある。後半の随筆では、それらの人生の機微にふれ、 人としての道を問いかけている。 http://www.amazon.co.jp/dp/4903970531/ (amazonリンクページ) ------------------------------------------------------------------ ●米村貴裕著『ビースト・レシーバー』 B6新書判・250頁・売価1000円・11年2月10日発売 ビーストシリーズ第7弾。新作は太古に栄えた恐竜の遺伝子情報を継ぐ、 主人公たちの変身”機獣”物語。人類と恐竜がペアになる化石は発掘され、 実は”あのとき”恐竜たちは滅亡していなかった――。謎めく電磁波の到 来で「ディノサウロイド」は復興のノロシとして動き出し、何も知らない 人類へ牙をむく。しかし究極の恋が事態を変え、未知なる領域へ全世界は 挑むことになる。 http://www.amazon.co.jp/dp/4903970477/ (amazonリンクページ) 既刊『ビースト・コード』(07.4) 『ダイヤモンド・ビースト』(08.6) 『レシピエント・ビースト』(09.2) 『ウルティメイト・ビースト』(09.2) 『ビースト・シフト』(09.9) 『ビースト・オブジェクター』(10.2) ------------------------------------------------------------------ ▼新刊情報はこちら http://www.l-gulliver.com/book/newbooks.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇ 編集後記 ◇◆ ------------------------------------------------------------------ 編集長の龍田龍人です。 粉砕骨折になり3週間過ぎ。現代医学では「患部の長期間固定」はせず、 少しでも動かして筋力を落とさないようにする方式とのこと。メルマガな どキー操作もリハビリに入るそうですが、簡単なリハビリ運動も教えてい ただいたのですが「痛い!」。いわく「痛いのは当たり前」だそうです。 たまりません。現代医学とは乱暴な面もありますね。トホホです。 ▼ご意見、ご感想などはこちらのメールアドレスまでお願いします。 gmm@l-gulliver.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼配信先変更、配信停止の手続きは、こちらからお願いします。 http://www.l-gulliver.com/ ※本メールマガジンに掲載された情報を許可なく転載することを禁じます。 ※本メールマガジンにより生じる損害などについて、弊社は一切責任を負 いません。 ------------------------------------------------------------------ ※本メールマガジンは、等幅フォントで作成しています。罫線や枠内のデ ザインがずれて見える場合は、お使いのメールソフトのフォント設定を等 幅フォント(Windows:MSゴシック、Mac:Osaka等幅など)に設定してご 覧ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ガリヴァーの森 発行者 株式会社リトル・ガリヴァー社 代表取締役 富樫庸 編集者 株式会社リトル・ガリヴァー社 龍田龍人 公式サイト http://www.l-gulliver.com/ メール gmm@l-gulliver.com メルマガ・バックナンバー http://www.l-gulliver.com/gmm-archive/index.html 登録、解除はこちら http://www.l-gulliver.com/ (c)2010-2011 Little Gulliver Sya All rights reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━